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笏谷石の特性

            ※「旧・越前笏谷石の会」のホームページ担当者様から情報提供をしていただき、旧ホームページの内容を継承して掲載しております。

 

笏谷石の組成分析と電子顕微鏡写真
提供:日華化学株式会社研究開発本部分析研究室 滝沢 徹

 

 笏谷石の青さの違いは何によるのか?笏谷石とはいったいどんな鉱物なのだろう?という疑問を解明するため、日華化学株式会社さんのご協力で下記の資料ができました。
 笏谷石は圧力が加わって変化したグリーンタフで、粘土鉱物(クロライトという緑泥石)が多いか少ないか、また、海水と反応している、熱水の影響の受け方、結晶鉱物の差など、今後も、化学的・地学的な鉱物の見方以下の調査が必要とのことでした。
 現在、引き続きより詳しい鉱物試験をするために、福井県工業技術センターの主任研究員 寺尾 泰さんに以下の分析を依頼しています。
(1)化学組成・元素組成と鉱物結晶組成、粘土鉱物の分布と量はどう違うか
(2)石材としての物性試験、エックス線解析による分析

■笏谷石を粉末にした時のエックス線解析(笏谷石の元素組成)
HORIBA EMAX
Elap: 184sec
HS: 10kev(10ev/ch)
VFS: 527


Z: 1H
Si シリカ(ケイ素)
Al アルミニウム
Fe 鉄
K カリウム


笏谷石表面の鉱物電子顕微鏡写真(2000倍)


笏谷石表面の鉱物電子顕微鏡写真(10000倍)


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笏谷石はなぜ濡れると青くなるのか
提供:日華化学株式会社研究開発本部分析研究室

 

 笏谷石はなぜ水に濡れると青くなるのか?この素朴な問いに対して、日華化学分析研究室の滝沢さんから、ひとつの明快な技術資料をご提供いただきました。
 この「濃色化の原理」は、礼服の生地をより黒く見せるための繊維表面への樹脂コート、というように実際に日華化学で開発され、私たちの身近で利用されている技術です。
[以下資料抜粋]

(4)新合繊の仕上加工
 新合繊の分野においては、細番手化、異形断面化等原糸の面からの風合および機能の高級化が進められている。しかしながら、後加工薬剤に期待するところも大きく、風合的には超ソフト化、機能的には防汚性、高ストレッチ性、撥水・揮油性、帯電防止性、濃色化、可縫性等のニーズが強い。
 これらの中には、細番手化等の新合繊ゆえにでてくるニ一ズも多く、汚れ易さ、染色堅牢度の低下、縫製時のトラブル等、新合繊の今後の発展のために仕上加工薬剤の面からも早急に対処していかなければならない。

@濃色加工
 繊維の細番手化は染色堅牢度の面での問題も大きい。特に濃色品においては従来のような染料使用量の増加は堅牢度トラブルを招きかねない。こういった面から今後濃色化剤のニーズがますます高まってくることが予想されるが、従来の後加工薬剤による場合、作業性、濃色度、色相等まだ不十分な面があった。
 弊社では、濃色性発現に必要な繊維表面への光波長オーダーの微細凹凸付与、および低屈折率樹脂による繊維表面のコートを作業性良く、均一に行なうための方法としてフッ素系樹脂「ファミトンスーパー30」による浴中処理法を開発した。

 a)濃色化の原理

[T]	繊維表面へ光波長オーダーの微細凹凸付与
  “Moth Eye”Principle
  薄暮の空中を由由自在に飛び交う蛾は、光量の少ない状態でも効果的に光を吸収できるよう、角膜に約0.2μmの
  凹凸樽造をもつ。
  @化学的侵食法「減量加工」
  A物理的エッチング法「低温プラズマ加工」
  B後加工薬剤による微細凹凸付与

[U]	繊維表面へ低屈折率樹脂のコート
  表面反射率の低化
  「カラスの濡れ羽色」や雨つゆに濡れた草花のように低屈折率の物質(水の屈折率は1.33)で物の表面を
  コーティングすると色が濃く見える。
  @シリカ
  Aポリウレタン
  Bフルオロカーボン
  等の単独もしくは併用処理


図15 ポリエステル繊維への樹脂コーテングの効果

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